心臓の弁の選択

1月 30, 2021

今日の箴言 大事なこと、それは今、ここにある人生であり、ここにいる人々だ byホイットマン

人工弁と生体弁

心臓内には三尖弁、僧帽弁、大動脈弁の三つの弁があります。わたしの場合、大動脈弁も僧帽弁も閉鎖不全だったので、大動脈弁は形成し直し、僧帽弁は生体弁に取り換えました。

人工弁または機会弁とも呼ばれますが、それにしてしまうとワーファリン(抗凝固薬血をサラサラにし、血を固まりにくくする薬)を一生涯内服する必要があり、妊娠による血液量の増加や出産時の多量出血は命に厳しいとのこと。

人工弁はチタン・カーボンなどの材質でできており、通常20年以上の耐久性があるそうです。生涯使える、との明言は担当医は避けていましたが、実際には半永久的といった感じのようです。

生体弁(材質は牛や豚の心膜組織など)ならば、内服量も少なく、不整脈がなければ、内服は数ヶ月で良いそうです。しかし耐久性は10年位までなのでその間に出産するならしないければなりません。  

まだ、わたしは22歳だったので、これからの結婚、出産を考え生体弁になりました。

ワーファリン

ワーファリンは術後、安定してきたので、飲まなくなり、その分、バイアスピリンという抗血小板薬を服用しました。  抗凝固薬としては、実績や価格面ではワーファリンが一般的のようですが、現在はワーファリン以外にも新たな抗凝固薬があるようです。

抜歯の際は一時使用を中止したり、ケガや交通事故ももちろんですが、とにかく「出血しない生活」を心がけ、納豆は絶対ダメ、海藻やキャベツなどビタミンKを多く含む食材は食べ過ぎに気をつける必要があります。

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